キシリトールはなぜ歯によいのか

当院の院長はフィンランドへの研修の経験がありますので、その経験からの教えを少しお伝えしたいと思います。
虫歯は感染症で、人から移る病気です。
フィンランドでは90%以上の人に虫歯がないそうです。
そして赤ちゃんには、半年から2歳半までに虫歯菌の感染がなければ一生涯虫歯にならないと言われています。
マイナス1歳からの虫歯予防(妊娠中からの予防)を行うことで、一生涯虫歯にならなくすることが可能なのです。
キシリトールは、天然の甘味料で、虫歯の菌を減らす効果がありますので、お母さんやお父さんのお口の中の状態を整えることで、虫歯菌を赤ちゃんに移さないことは、重要なのです。
砂糖などと違って、ミュータンス菌(虫歯菌)に分解されないため、ミュータンス菌による酸の産生が無いといわれています。
また、バイオフィルムを形成しない、ミュータンス菌の増殖を抑制したり、エナメル質や象牙質の再石灰化作用があるとも言われています。
再石灰化効果については試験管内での効果はともかく、実際のお口の中で起こっているかは不明です。
多くの食品に添加されるようになっていますが、ガムなどはキシリトールの効果だけでなくガムを噛むことによって唾液分泌が促進されるので虫歯予防効果が高いと云えます。あくまでも補助食品と考えてキシリトールが入っているから大丈夫だと考えないようにしましょう。
当院では、一般に販売されているキシリトールガムよりも多い、100%配合のガムを販売しておりますので、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。

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