おせっかい先生の日記

学校で歯ブラシをさせない理由

最近、幼稚園や小学校では歯磨きをさせないという話をよく聞きます。
私も子どもがいるので、どういうことなのか学校に聞いてみたことがあります。

それに対して学校側から、
「歯磨き中に転倒したり、ふざけあってるときに歯ブラシがのどに刺さってしまう危険があり、学校側は責任を持てないので歯磨きをさせない」
という回答がありました。

私はその回答に対して、「子どもが虫歯になってもいいのですか?」と聞きました。
そしたら「学校側に責任はないという同意書を書いてください」と言われました。

学校側は、子どもたちが立って歯磨きをすることを前提にしているので、ケガをする想定をしています。
そうではなく、皆で椅子に座って5分間集中して歯磨きをするように学校が教えればいいのです。

それを考えると歯医者側としては教育機関の傲慢のように思えます。
ただし、当院の考えに賛同してくれている保育園等では歯ブラシをきちんとしてキシリトールを食べている所も一部あります。
横浜市の公立の小学校のほとんどでは、禁止はしていませんが歯ブラシをしていないようです。
これらのことを考えると日本は予防先進国ではなく後退国にいるのかなと感じます。

フィンランドでは歯を一本失うことは臓器を一つ失うことと同じように捉えていて
それぐらい歯の健康を大切にしています。

なぜ日本は歯医者が世界で一番多いかをよく考えて欲しいと思います。
予防をしないために歯医者に延々と通い続け、歯が削られなくなっていきます。
私はコンビニの1.6倍も歯医者があることは異常だと思っています。

フィンランドのように歯医者の数が30年前より10分の1まで淘汰されたということが自然なのではないかと思うのです。
私達から幼稚園や小学校に働きかけて磨くことやキシリトールを食べる時間を持たせない限り
永遠に歯医者は増え続けるでしょう。

歯医者が自然に淘汰されていくことが、いい社会であるように思います。

そのためにもみんなで声を大にして
幼稚園や小学校に
はみがきやキシリトールを食べる時間を取って
定期健診に行くように言いましょう!

フィンランドでは基本的に歯医者の予約時間を患者さんに指定します。
なぜかというと、学校や会社は健康があってのものなので拒否することはできません。
拒否すると罰せられます。
日本ではそこまで求めることは難しいですが、
クウォリティ―オブライフという言葉のように、
長寿だけではなく、病気をせず人生をより豊かに過ごせるようにすることが大切だと思います。

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