おせっかい先生の日記

「自分の歯を大切にしたい」意識と行動が変わった患者さん

当院に3年ほど通院してくださっている患者さんのお話で嬉しいことがありましたので書かせていただきます。

その患者さん(以下Oさん)は金銭的にあまり余裕がないにも関わらず、歯周病が心配とのことで、なんとかやりくりして毎月クリーニングをしに通院してくださっていました。

その結果、虫歯や歯周病もない状態は維持できておりました。

なんとかやりくりしてクリーニングを毎月やられるほど歯への意識が高いOさんなので、私としても「将来的にここの歯並びを直せたらもっとよくなるね」「こうしたらもっと改善できるよ」などと出来る限りのアドバイスをさせていただいてました。

すると通院を初めて3年ほど経ったある日、Oさんの方から「矯正がしたいです。」との相談を受けました。当院に限った話じゃないのですが、歯列矯正は何十万円から何百万円という金額の非常に高額な治療になります。

もちろん、Oさんが金銭的に余裕がない中通院してくださっていることも存じ上げておりましたので、相談を受けた時には驚きが隠せませんでした。

すると、Oさんは「3年間通院している間に歯に対する意識がとても強くなって、歯並びを治すことを目標にずっとお金を貯めてきました。」と教えてくれました。

3年前はそこまでやろうと思っていなかった歯列矯正を、毎月クリーニングをしている内に歯への意識が高まったからやりたいと打ち明けてくれた時は非常に嬉しくて感動したことを覚えています。

そして、そのOさんは現在実際に歯列矯正を行っています。Oさんは今後歯列矯正を終える時には、歯に関する悩みが減るので、ご自身のより良い人生に邁進されていくと思います。

このOさんの出来事を通して、私たちの日頃大切にしている「もっとこうしたら歯を長く使えますよ」「歯を大切にすることで自分自身のより良い人生にする」という目標をまた1人実践してくださったというお話です。

今回はOさんのお話を例に出しましたが、皆さんそれぞれが出来る限りの範囲で一生付き合っていく「歯」に関する意識を少しでも高めていただけたら幸いです。

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