おせっかい先生の日記

歯科の技術を高める(真剣に向き合った)きっかけ

つい先日大掃除をしていたら歯科学生の頃の教科書を見つけ、懐かしく思いました。
歯科医となった今ではたくさんの患者さんにご来院いただけるようになり、
漢方の勉強をしたりインビザラインの専門ドクターになったり
少しでも地域に貢献できるよう日々を過ごしています。

私は学生のころいろいろな経験をしました。

少し悲しい思い出話を1つしましょう。
私は当時大学6年生で臨床実習で初めて患者さんを担当しました。
この患者さんは歯内(しない)療法といって根っこの治療をしていました。
2回ほど治療したあと、患者さんは相当痛かったようで
他の先生を通して
「林先生にやってほしくない」
と言われてしまいました。
その頃の周囲からの私のあだ名は「逃げられリン」でした。
今回のだけではなくいろいろな治療で患者さんに逃げられていたからです。

その後、たまたま廊下でこの患者さんに会った時に
誠心誠意を込めてもう一度治療させてほしいとお願いしました。
その後、3ヶ月間は週一回治療を受けに来てもらえることになりました。
私は毎日寝る時間を惜しんで技術を磨きました。
自分の口に麻酔を1000針くらい差してどこが痛いか痛くないか研究しました。
その時の経験が、東洋医学に興味をもつきっかけになりました
鍼灸のツボに打つと全く痛くないことが分りました。
今では考えられないくらい丁寧に治療し、
患者さんも私の努力を認めてくれました。
そして症状も良くなりました。

当時24歳くらいの出来事です。
皆さんも苦労されている事は多いと思いますけど
努力や苦労は裏切らないということを言いたいです。

患者さんも私が卒業した後も見てほしいと電話してくれました。
初めて認められた仕事でした。

その後、M歯科に新入社員で入社しました。
私はそこで先生に下手くそ!ととにかくたくさん罵倒されました。
その時の話はこちらです
https://artdental.jp/drblog/6860/

でも、その時にM先生が言ってくれたから
さらに勉強をしよう、技術を高めよう、痛くなく早く治そうと
自分を高めることができました。
その時は罵倒する先生を恨む気持ちもありましたが
今は本当に感謝しています。
初めにやさしい先生に当たっていたら今の自分はないと思います。
臨床で叱っていただいた患者さんだったりM歯科で叱咤された経験が土台にあります。

ふと思い出しました。

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