口腔外科

悪性腫瘍

口腔がん

口腔内の悪性腫瘍は、上皮性の癌腫と非上皮性の肉腫に分類することができます。
しかしながら、口腔内に発生する悪性腫瘍のほとんどは、癌腫である扁平上皮癌です。
口腔がんと一言で言っても、部位によって症状もまちまちです。
細かく分類すると、口唇がん、舌がん、口底がん、歯肉がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんなどが挙げられます。
この中でも、一番発生頻度が高いのは、舌がんです。
舌がんは口腔がん全体の約4割を占めています。
口腔がんには、次のような特徴があります。
・進行が速い
・腫瘍の周辺が硬い
・周囲との境界がはっきりしない
・転位を起こす
これらの特徴は、悪性と言われている所以でもあります。
口腔がんの原因には、アルコールやタバコ、虫歯などが挙げられます。
その他、自分の口に合っていない入れ歯や詰め物などが存在すると、慢性的に口腔粘膜を刺激することになるので、口腔がんのリスクを高めると考えられています。
口腔がんが発症する一歩手前では、白板症と呼ばれる症状が出てくるため、ひとつの目安にすると良いかもしれません。
口腔癌の治療法は、化学療法、放射線療法、手術療法の3つが考えられます。
完治するかはそれぞれの症状にもよりますので、一概には言えません。
ちなみに、口腔がん全体の5年生存率は6~7割となっていますので、仮に発症したとしてもそれほど悲観することはないかもしれません。
とにかく、早期発見早期治療が重要となります。
悪性腫瘍にはその他、悪性黒色腫や悪性リンパ腫、悪性唾液腺腫瘍などがあります。
これらも、良性腫瘍とは異なり、治療経過も予後もあまり良いものではありません。