フィンランド式虫歯予防

お口の中には400種類を超える細菌が存在します。
その中にむし歯の原因となる細菌がいるのです。
これは毎日の食生活の中で増殖していくので、定期的なクリーニングが必要となります。
しかし、残念ながら毎日の歯磨きではその全てを除去することは不可能です。
そこで!本格的な治療と共に、お口の中のむし歯の原因菌を撲滅する「フィンランド式むし歯除菌治療」を行っております。

  1. お口の検査

    唾液検査・カウンセリング

    あなたの口腔内に、どのような細菌が存在し、どれくらいのむし歯のリスク (危険度) が あるのかを調べ、最適な予防プログラムを作ります。

  2. 口腔内精密クリーニング

    PTC. PMTC

    口腔衛生環境を良い状態にする為、特殊な機械を使用した、より徹底した口腔清掃を 行います。歯垢(プラーク) の中の歯ブラシで絶対落とせないバイ菌のバイオフィルム (細菌バリアー) まで落とします。バイオフィルムをとる事によって各段に虫歯、歯周病 になりにくくなります。

  3. 除菌治療

    顕微鏡検査、薬の処方・ SRP (歯茎の下の清掃)

    薬液を使用し、歯周病の原因となる細菌の撲滅を行います。歯周内科と言われ、根本から 治すのが難しいといわれている歯周病を原因から治します。

予防の豆知識

予防大国のフィンランドでのお話しです。
フィンランドでの80歳での残存歯は約25本(成人の歯は全部で28本)です。対して日本では80歳で約6本と相当低い数値となっています。いかにフィンランドが歯に対して強い関心を持っているのかが判明するお話しです。しかし、そこに脅威の真実が隠されています!皆さんは1日に何回ぐらい歯を磨きますか?日本人の平均回数は2.4回です。意外と多いですよね。
では、フィンランドでは・・・?
なんと、0.9回と1日1回程度の歯磨きなのです。
それで、日本人より残る歯の数が多いのです!その理由は除菌にあります。女性がお腹に新しい生命を宿した時から、徹底的に口腔衛生環境を整え始めます。つまり、フィンランドでは、生まれる前から予防に取り組んでいるのです。ですから、お口の中がむし歯になりにくい環境となっているのです。

最新の医療を日常的な生活の場でお役に立てる為に

世界の歯科業界では、医科との連携が進んでいるという事もあり、日本の医・歯学と比較して大きな差が生まれています。もしかするとメディカルツアーという名前でタイが大きな人気を呼んでいるという事実を報道で知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。日本では国民皆保険という素晴らしい制度があるのですが、国家予算の関係上、最新の治療を提供できない仕組みとなっています。しかし、その状態に甘んじる事は歯科本来の仕事を放棄する事と同じと考え、私は最新の歯科情報を皆さんが「当たり前」に受け取る権利があると考えています。最近でもフィンランドで最新の予防歯科学を勉強してきました。その情報をお届けしたいと思います。

フィンランドでは歯磨きをする事が無くても、むし歯にならない方法をシステムとして国家が採用しています。その手法は「除菌」という治療方法です。3歳までお口の中にむし歯を作りだす菌が存在しなければ、その方はむし歯菌が存在し難い環境を維持できます。逆に3歳までにむし歯菌がお口の中にあると、むし歯菌が存在する状態でバランスを取ろうとします。その多くは母親から移る母子感染です。つまり、親の口にむし歯菌が多ければ、子供にも感染しやすい…という事になります。その負の連鎖を止めるには「母子感染」の母の口からむし歯菌を撲滅する事が一番の方法になります。

しかし、残念ながらその撲滅方法もお口の中には400を超える細菌が存在し、それぞれ色んな役割を持っています。つまり、その方のお口の環境を知る事なし、これが全ての方に効く…という万能薬は今のところ存在しません。

つまり、「あなたのお口の状態を正確に知る」必要があるのです。

残念ながら、この治療には保険をつかう事はできません。しかし、きちんと自分の口腔内の正確な情報を手に入れて、それに対応できるオーダーメイドの手法を知る事は、いつでも対応できるという武器を手に入れるのと同じです。

アートデンタル中田南クリニックでは、最初にあなたのお口の中の細菌の状態、日々の生活環境等から現在の状況を調べます。そして、そのお口の環境に最適な治療法、日常の生活方法をご提案して参ります。

健康な歯は失って始めて、その大切さを知る事になります。フィンランドでは、歯が25本以上ある人と歯が全くない人では、疾病率は6倍になるといわれています。(癌や脳血管障害、心臓病、高血圧、糖尿病など)、いつでも対処できる武器を手に入れる事で、選択可能な未来を手に入れて、笑顔で最高の人生を送ってください。