インビザラインのシミュレーションと治療のポイント
本日は当院のインビザラインシミュレーションと治療のポイントについて詳しく説明していきます。
治療計画の概要
インビザラインの治療計画は、最初に患者さんのクリンチェックを作ることから始まります。その後CTデータと連動したシミュレーションを用いて、歯並びや噛み合わせを把握し、ボルトン分析などを行って治療方針を立てます。この時、私が歯の動きを0.01ミリ単位で調整していくため、一人の患者さんあたり2〜3時間ほど作業を行います。患者さん一人一人に合った治療計画を私が魂を込めて作成しています。
アタッチメントの使用
その後実際の治療過程では、アタッチメントと呼ばれる装置を使用します。このアタッチメントは、歯を後方に移動させたり、細かな傾斜を調整したりすることができます。これにより、従来の矯正治療では難しかった微細な調整が可能になっています。
歯の削除・抜歯の最小化
その他にも、治療中は歯を削る量と抜歯を最小限に抑えることも重要視しています。この辺りもシミュレーションのソフトに全てお任せするのではなく、シミュレーション結果をもとにその人にとって本当に必要な抜歯なのか、削るべき箇所なのかを慎重に判断しています。特に根の動きにくさも考慮することで不必要な歯の削除や抜歯は回避できます。
当院の治療方針
当院が大切にしていることは、患者さん一人一人に合わせて時間をかけて丁寧に治療を行うことです。精度が高くなってきているとはいえ、ソフトに全て頼るのではなく、院長である私自身が魂を込めて治療計画を立てることを大切にしています。この方針により、患者さんにとって他の歯科医院よりもご納得いただける結果を提供いたします。
今回は、当院で実施しているインビザラインのシミュレーション方法について詳細をお伝えしました。患者さん一人一人に適切な計画を立て、随時状況を確認しながら治療を行うことでより良い結果が期待できます。インビザラインで歯列矯正を考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。