Newsweek日本版に、「アルツハイマー病が糞便を介して他の個体に伝染する」という非常に興味深い記事が掲載されました。
アルツハイマー病患者の糞便を健康なラットに移植するという実験結果で「伝染する」ことが示されたという内容です。
研究チームは、以前からアルツハイマー病の患者は健康な患者に比べて有害な腸内細菌を多く持つという報告があったことに注目しこの実験を行ったそうです。

以前、私のコラムでも歯周病は「伝染する」と言ったことがあるのですが、アルツハイマー病は歯周病を通しても伝染します。
歯周病がアルツハイマーを引き起こす可能性があることから、歯周病を治しておけばアルツハイマーにはなりにくくなるという事です。

アルツハイマー型の認知症というのは判明してからは治すことができません。
アルツハイマー型の認知症を予防するためにも、普段からに診察を受けて腸内細菌を良くするように心がけたり、さらにもっともっと前の段階の原因である歯周病を治すことが大事です。