私の夢の出発点

私の夢であり座右の銘でもあるドリームマスター。

この夢の出発点となったのは、とある家族との出会いでした。

勿論、この家族と出会う前から、ドリームマスターという夢は持っていたので、
患者さんにも「貴方の夢は何ですか?」と、わりと頻繁に聞いていたのです。

そして、このご家族にも、同じように聞きました。
「貴方の夢は何ですか?」と。
お父さんとお母さんは、私の質問の答えを紙に書いてくれました。
「私たちの夢は、子どもたちの声を聴くことです」

この家族は、家族みんなに聴覚障がいがあり、このご両親はこどもたちの声を
一度も聞いたことがありません。

この夢が叶うことは、ないのかもしれない。
何の気なしに聞いてしまった「貴方の夢は何ですか?」に対して、かえってきた
答えがずっと心に残り、協力できることはないだろうかと、考えるようになりました。
でも、出来たことと言えば、治療に来たら、パフォーマンスを楽しんで
帰ってもらう事ぐらいでした。

この家族の二人のお嬢さんは、当初は小さかったのに今では中学生と小学4年生に
なりました。
その間、クリニックの近くから東京に引っ越されて、それでも月に1回矯正治療に
通ってくれていたのですが、中学生になってさすがに時間的に難しいと、二人が
挨拶にきてくれました。

私が夢であるドリームマスターについて真剣に考えるきっかけになったこの子どもたちに
『ありがとうハンカチ』をプレゼントしました。

今まで本当にありがとう!!

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