大阪震災

大阪で、朝の通勤時間帯に地震がありました。
被害は、私が心配したよりも大きくなくて安堵しました。
それでも、亡くなった方や自宅が被害に遭った方がいらっしゃいます。
お悔やみとお見舞いを申し上げます。

私は阪神淡路大震災が起きたところで育ちました。
ですので、大阪で地震というニュースを知ったとき、真っ先にあの震災のことを思い出しました。
当時、歯科医の国家試験を目前に控えており、実家が心配ながらも試験に臨みました。

その後、ボランティアで入れ歯を作ったことを覚えています。
震災の起きた時間は、まだ寝ている人も多く、入れ歯を外していて地震で飛び起き、慌てて避難をしたため、入れ歯を家に置いてきてしまったという人が多かったのです。
入れ歯がないと、食事をすることが難しくなります。

当時を思い返していたら、こんなことまで思い出しました。
救援物資が到着するまでの間、食べるものがあまりなくて、みんなが困っていたとき、1杯3500円でラーメンを売っている人がいました。
3500円は高いと思いつつ、食べるものがないからみんながそのお店に並んだのです。

1年後、そのお店は潰れていました。

一方では、食べ物に困っているだろうからと、無料でラーメンを作っているお店もありました。

地震の翌年、そのお店は繁盛していました。

神様は、ちゃんと見ているのですね。

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