タバコは人生の崩壊!?
タイと日本のタバコのパッケージはこんなに違う!
少し前にタイのバンコクに研修に行ったときにタイのタバコを見かけました。
日本のタバコのパッケージはきれいですが、
タイのタバコのパッケージはパンチが効いています。
参照: タ、タイのタバコって・・・
ボロボロの歯の写真とタイ語で「あなたこれでも吸いますか?」と書いてあります。
どのタバコを買ってもこのような表現がされています。
それでも吸うのであれば自己責任ですよと投げかけているのです。
歯周病の治療にも影響が…
歯周病の治療では、喫煙している人は普通の人の5分の1しか効果がありません。
滅菌しようとしても菌が減らないのです。
タバコにはニコチンやタールだけではなく200種類以上の危険があります。
電子タバコも有害物質が含まれているという論文も発表されています。
ペンキ除去剤に使われるアセトンや、アリの駆除剤に含まれているヒ素、車のバッテリーに使われているカドミウムなど、体に大変有害な物質が含まれているのです。
タバコを吸うとこれらが口の中に入ってくるなんて恐怖ですよね。
それでもタバコを辞められない人は多いです。
依存性の強いニコチンが含まれているからです。
ニコチンは危険薬物のヘロインやコカインよりも依存の危険が高く、ニコチン依存症になってしまうと、使用を中止するのは非常に難しいのです。
たばこはがんの原因にもなります。
日本の研究では、男性で30%、女性で5%はたばこが原因であると考えられています。
がんによる死亡も、男性で34%、女性で6%はたばこが原因だと考えられています。
また、がんだけでなく、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中などの循環器の病気や、慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)などの呼吸器の病気の原因でもあります。
そして、たばこを吸うことは、本人だけでなく、吸わない周りの人にも肺がんなどの健康被害を引き起こします。
タバコは歯周病だけではなく寿命を縮めているのです。
日本ではタバコをきれいなイメージで売っていますが自己責任という表現がありません。
タイの人が日本に来た際、日本のタバコのきれいさに驚いていました。
パッケージが違っていてもタバコの中身は同じです。
それでも家族を巻き込むのですか?
私がもし政治家だったら、禁煙外来の受信をお勧めし、1年くらい猶予を置いたうえでタバコ1箱10万円にしたいと思います。