漢方の話

「漢方」とは何か、皆さんはご存知でしょうか?
葛根湯くらいは聞いたことあるけど、あまりよく知らないという方が多いと思います。

実は私、東洋医学を勉強しており、中医学や漢方についても詳しいので今回は少しお話ししたいと思います。

まず、漢方とは鍼灸や食養生を含めた医学の考え方を指し、その中で処方される薬を漢方薬と言います。

医学としての漢方は「未病」未来の病気を予防してくれる、体質改善してくれるイメージです。

自分の体質的に弱い部分を漢方で体質改善することで体を丈夫にし、より健康的な体作りをしやすいと言われています。

また、漢方薬というのは中国で何千年と歴史がある自然から作られる薬です。

自然の中にある植物や、動物、鉱物などから数種類を調合して作られます。

ここで具体的な漢方薬を1つご紹介します。

漢方には「麻黄湯(マオウトウ)」という、昔でいうところの風邪薬のような漢方薬があります。

この漢方薬は葛根湯の元の物質でもあるのですが、これには名前に「麻」という字が入っているだけあって、無害化した麻薬成分が含まれています。

それ以外にも、中の成分に附子(ぶし)と呼ばれるものが含まれています。これはトリカブトです。一般的にこのトリカブトは猛毒で知られていますが、漢方薬では無毒化したものが含まれています。

このように含んでいる成分を聞くと、危ないんじゃないかと心配になりますよね。だけど大丈夫です。

昔からある言葉で「毒を以て毒を制す」という言葉がありますが、漢方の考え方はまさにこの考え方なのです。

なので、漢方や漢方薬について調べてみると聞き慣れない成分が含まれていることも多いかもしれませんし、漢方の医学的な考え方が私たちにとっては少々不思議な感じがしますね。

体調不良や風邪に漢方がとても効果的なので、風邪を引きやすい、体調不良になりやすい方は、漢方を試してみても良いかもしれません。

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