当院でホワイトニングをおすすめしない理由

当院の治療ポリシーとして、私が実際に経験してみて良かった治療法を患者さんに推奨しています。

その中で、今回は私がこれまでホワイトニングを経験してきて患者さんにおすすめできないなと感じた理由をご紹介したいと思います。

院長の実体験

実は小さい頃から歯を白くしたかったのですが、なかなか白くなりませんでした。

私が小さい頃というのは、風邪薬のシロップにテトラサイクリン系の抗生物質が多く使われていて、自然とこの抗生物質を接種することが多い時代でした。

そして、この抗生物質には歯を変色させてしまうという副作用があったのですが、当時はあまり知られておらず私の歯も変色してしまったのです。

特に私の場合は、歯の生え替わりの時期に抗生物質を接種していたため、生えてくる歯が黒っぽく変色してしまいました。こうなってしまった歯は自然と白くなりません。

このように、私は永久歯が生えた時から黒っぽく変色していたので、歯を白くすることに関して人一倍興味がありました。

ちなみに、今ではこのテトラサイクリン系の抗生物質に歯を変色させる副作用があると確認されているので風邪薬以外でも使用されていません。

そして、このことがあってから私は、歯を白くするために色々なホワイトニングの方法を試しました。

ホワイトニングの真実

これまで歯科セミナーなどにも行って白くなるというホワイトニングの方法を何百種類も試しています。

そして、ホワイトニングについて色々勉強して分かったことは、基本的にどの方法も歯を傷つけて白くしているということです。

そのことを情報発信しているところはほとんどないので、当院ではこれまでにホワイトニングの真実についてブログ記事で情報を書いています。

↓記事:誰も教えてくれない、ホワイトニングの怖さ
https://artdental.jp/happyblog/6064/

この経験から、歯を傷つけるような強めのホワイトニングでしか歯は白くならないので基本的には患者さんにおすすめしていません。

それでも、ホワイトニングをしたいという患者さんには歯を傷つけない方法でホワイトニングを行っています。

私のような抗生物質の副作用で歯が変色してしまってる方以外で、ある程度白くしたい(自然な白さ)というのであれば、歯に優しいホワイトニング方法でも十分に綺麗に白く出来ます。

患者さんにおすすめする治療

改めてになりますが、当院のポリシーとして私が満足しない治療方法を患者さんにおすすめすることはありません。

これからも新しい治療方法やホワイトニング方法が見つかれば私自身が体験するので、もし歯を傷つけずにとても白くなる方法が分かれば、その際は当院でも患者さんにおすすめします。

これまでの例でいくと、矯正の方法で従来のワイヤー矯正よりもマウスピース型のインビザラインがとてもいい治療方法だと感じたのでおすすめしています。

インビザライン矯正なら痛みが少なく、長続きしやすいので途中で諦めることなくしっかりと矯正を終えることが出来るからです。

ホワイトニングや矯正に限らず、歯を大切にする治療を今後も当院では心がけていきます。

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