子供の矯正と大人の矯正
子供の矯正は上顎を広げることができるので、舌の位置を劇的に変えることができます。
舌の位置を変えると歯が邪魔で舌を無理に置く状態になってしまっていることがあるのです。顎を広げることで歯が邪魔にならずに舌を置くことができ、呼吸のための気道も確保しやすくなります。
最近めきめきと人気が出ていらっしゃる芸人さん、ウエストランドの井口さんを一例に挙げさせていただくのですが、井口さんはテレビで拝見していると話しにくそうな話し方に見えます。
これは呼吸が上手にできていないということが予想され、その原因は歯並びに行き着くと考えられます。
大人になってからでも矯正は可能ですが、子供ほど柔軟に歯も骨も動いてくれませんのでやはり出来ることなら6~9歳の間に実施することがおすすめです。
矯正が必要な方は、ぜひ顎を広げて気道を確保しましょう。快適な気道を確保することで、十分な酸素を体と脳に届けることができます。
呼吸がしやすいというと、体に起きる具体的なメリットが挙げにくいかもしれませんが、将来アレルギー、アトピー、心筋梗塞、心臓病、ガンとか、そういったリスクを少しでも下げることに繋がると考えています。
矯正に適した期間というのは小学生のうちのたった3~4年間の話になりますが、その3~4年が非常に大切です。
期間としては年長さんから小学校4年生くらいまでの間になります。
極端にいうと、歯並びがいい子(隠れ歯並び)もまだ乳歯の状態だと今後永久歯に生え変わる際にどうなるかわかりません。
永久歯に生え変わる段階でお父さんお母さんが見てみて、どう考えても歯並びがおかしいと感じた時はすぐに歯科医院へ連れて行ってあげてください。
上顎は6歳付近をピークとして成長し、下顎は体と共に遅れて成長します。そのため、この時期は上顎が先に成長していくので出っ歯で問題ないのです。
体の成長と共にあとから下顎が成長し、丁度いい歯並びへ収まっていきます。
お子さんの成長とともに適した歯並びがありますので、ぜひ少しでも気になることがあればお気軽に当院までお問い合わせください。