習慣化のコツは「お祝いすること」 〜インビザライン治療の継続にも役立つ心理学の視点〜

私はインビザラインのダイヤモンドドクターですが、実は昔「NLP」という心理学を学んだことがあります。
その中で、行動を継続させるためのヒントを得ました。ダイエットや筋トレ、甘いものを控えるなど、皆さんも何か目標を立てることがあると思います。では、それを長続きさせるために普段どうしていますか?

多くの人は「続けられない」と感じていますよね。
例えばダイエットで「今日はケーキを食べなかった」と思っても、「ああ大変だった」と感じるだけでは、結局またケーキを食べたくなってしまいます。これは脳に「快楽」が与えられていないからです。

人間の脳は「痛みを避けて快楽を求める」ようにできています。そこで有効なのが「お祝いすること」です。

行動を強化する「お祝い」の力

何かを達成したら、すぐに自分を褒める。
「今日ケーキを食べなかった、えらい!」「よく頑張ったな」と声に出すだけでも、脳から「ドーパミン」という快感物質が分泌されます。これは“脳内モルヒネ”とも呼ばれる強力なご褒美ホルモンです。

実際に行動した直後にお祝いするのが効果的で、これを続けることで習慣が定着します。心理学的には「3週間続けると習慣化する」と言われています。

習慣化のポイントは3つ

・すぐにお祝いすること

・小さくても毎日続けること

・3週間は継続すること

人間には「現状維持メカニズム」があり、無意識に元の状態へ戻ろうとします。例えば体温も37度に自然と戻りますし、宝くじで大金を手にしても多くの人が数年で元の生活に戻ってしまうといわれています。
だからこそ、「現状維持」に抗うために“お祝い”と“継続”が欠かせないのです。

恥ずかしがらずにお祝いを

お祝いというと、サッカー選手がゴールを決めた時に飛び跳ねて喜ぶようなイメージです。普通の人はなかなかそこまで大げさにはできませんが、実は成功者ほど素直にお祝いをしています。

「恥ずかしい」と感じる人もいますが、もし本当に結果を出したいなら、少し勇気を出して“自分を褒める習慣”を持ってください。

行動の原動力は「理由」

さらに大事なのが「理由」です。
例えば「1か月後に1億円を集めてください」と言われても難しいですが、「家族を守るために必要だ」と言われたら、必死にやろうとするでしょう。

つまり、行動を継続させるには

・明確な理由を持つこと

・達成したらすぐに自分をお祝いすること

・小さな行動を3週間続けること

これが大切です。

インビザライン矯正も同じです。途中でやめてしまう人がいますが、その背景には「理由づけ」や「自分を褒める習慣」が不足していることが多いです。ぜひ皆さんも、日常の小さな目標からこの方法を試してみてください。

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