実は“年配の方”こそおすすめ?──矯正がもたらす「健康寿命」の話
矯正と聞くと、どうしても「若い人のもの」というイメージがありますよね。
でも、実はそうとは限らないんです。むしろ、年齢を重ねた方ほど矯正の効果を大きく実感されることが多いんです。
年齢が上がるにつれて、噛み合わせがだんだん低くなってしまう方が多いんですね。
噛み合わせが低くなると、首の骨(頸椎)がずれて、ストレートネックや逆Cカーブといった姿勢の崩れにつながります。
そこで矯正によって噛み合わせを正しい高さに戻すと、血流やリンパの流れが良くなり、体全体のバランスも整っていく。
その結果、「健康寿命が40年、50年変わる」とも言われているんです。
うちでも、最高齢の患者さんは84歳。
「どうせもう年だし、死ぬ前に少しでもきれいになればいいかな」と軽い気持ちで始められたそうですが、見た目の変化だけではありませんでした。
矯正を終えた後は、姿勢がぐっと良くなり、歩くスピードが上がり、いびきもなくなった。
ぐっすり眠れるようになって、「やってよかった」と心から喜ばれていました。
見た目を整えるのは矯正の一部に過ぎません。
実は年配の方こそ、矯正で「健康の質=クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」が大きく変わるんです。
血流が改善し、姿勢がよくなり、体の動きも軽やかになる。つまり、日々の生活そのものが変わります。
日本は“世界一の長寿国”と言われていますが、実は「健康寿命」はそれほど長くありません。
平均して、人生の最後の15年ほどは病院や介護施設で過ごしていると言われています。
一方、フィンランドなどの北欧諸国では、平均寿命と健康寿命の差がわずか4年程度。
つまり、「元気なまま人生を終える人」が多いのです。
日本でも、年配の方がよく口にされる「ぽっくり逝きたい」という願い。
それを叶えるには、体の機能を保つこと——その第一歩が「噛み合わせ」なんです。
インビザラインのような矯正は、その意味で“健康寿命を延ばす治療”と言ってもいいと思います。
もちろん、歯周病がひどい場合は、すぐに矯正を始めることはできません。
でもうちは歯周病の専門医でもありますので、しっかり治療したうえで矯正をスタートすれば大丈夫。
実際、その84歳の方も最初は歯周病が進んで歯がグラグラしていましたが、治療を経て矯正を始めた結果、噛み合わせが整い、血流が良くなり、健康も改善。
いびきがなくなって、ぐっすり眠れるようになり、今ではスポーツまで楽しんでおられます。
年齢を理由にあきらめる必要はまったくありません。
むしろ、年配の方こそインビザラインを始める価値があると、私は思っています。













