日本で認可された新しい歯科麻酔について
今回は、歯科で使用する「認可された新しい麻酔薬」についてお話しします。
麻酔の名前は アルチカイン(セプトカインとも呼ばれます)。
これまで日本で主に使われてきた「キシロカイン」とは全く性質が異なり、簡単にいうと、
・体に優しい
・よく効く
・効き始めが早い
・持続時間が長い
という、とても優れた特徴があります。
さらに、体内での分解がスムーズで、お腹(肝臓)に負担をかけず自然に吸収されるのも大きなメリットです。
麻酔は「よく効くこと」が重要ですが、アルチカインは従来の麻酔に比べて効果が約2倍、効き始めも早く、本当に扱いやすい薬です。
なぜ日本は認可が遅れたのか?
実は、アルチカインは 1969年にドイツで認可 され、ヨーロッパやアメリカでは長年メインの麻酔薬として使われてきました。
1969年といえば、私が生まれた年です。つまり56年前から認可されていたわけです。
それなのに、日本で正式に認可されたのは 昨年の9月。
大きく遅れをとっていたことが分かります。
これは麻酔に限らず、矯正治療や虫歯治療でも同じで、日本の歯科は世界に比べてだいたい 60年ほど遅れている と言われることもあります。
たとえば、ヨーロッパでは「虫歯を削って詰める」のではなく、「虫歯を作らないようにする予防」という考え方が主流ですが、日本ではまだまだ浸透していません。
以前「歯科の常識は非常識」という内容のブログを書いたこともありますが、日本の歯科医療は根本的な考え方が遅れている部分が多いのです。
矯正は見た目だけでなく“体に調和した噛み合わせ”が重要
矯正でも同じことが言えます。
ただ歯並びを整える、見た目を良くする、噛めるようにする——それだけでは本当の意味での矯正とは言えません。
大切なのは、
「体に調和した噛み合わせをつくること」
です。
体に合った噛み合わせになることで、
・血流が良くなる
・リンパの流れが改善する
・身体の柔軟性が上がる
など、全身の健康にまで良い影響を与えます。
見た目だけを治す矯正がまだまだ多い中で、
“ただ噛めるだけ” ではなく “体にとって最適な噛み合わせ” をつくることの重要性をもっと知ってほしいと思っています。
頭痛・めまい・肩こり…歯が原因かもしれない
「頭痛がつらい」「めまいがする」「肩こりが治らない」
そんなとき、多くの人はマッサージに行きますが、実は噛み合わせが原因のことも少なくありません。
だから私はこう言っています。
「マッサージに行くより、まず歯医者に行こう。」
これが私のスローガンです。













