インビザライン矯正について患者さんからのよくある質問

インビザラインのマウスピース矯正について、最近とても多くのお問い合わせをいただいています。
今回はその中でも特に多い質問を中心に、一般的な歯科医院ではなかなか聞けない部分まで、少し踏み込んでお話ししたいと思います。
 

費用について

費用は患者さんの状態によって多少前後しますが、目安としては80万円〜90万円前後です。

「一括で払わないといけないのでは?」と思われる方も多いのですが、実はほとんどの方が分割払いを利用されています。
分割にすると、月々およそ1万2,000円〜1万5,000円程度でお支払いいただくことが可能です。

分割方法には大きく分けて
・クレジットカードの分割
・デンタルローン
の2種類があります。

意外と知られていないのですが、クレジットカードの分割は手続きが簡単な反面、金利がかなり高いという落とし穴があります。調べてみると、年利10%〜16%程度かかっていることも珍しくありません。
例えば100万円の治療費でも、結果的に150万円近く支払っているケースもあり得ます。

一方、当院で扱っているデンタルローンは、手続きは少し手間がかかります。スマートフォンで住所などを入力する必要はありますが、その分金利は大幅に抑えられ、クレジットカードの約3分の1〜半分程度になることが多いです。
100万円の治療費でも、利息が15万〜20万円ほどで済む可能性があります。

分割回数は12回から最大84回まで選択でき、月々の支払い額も調整できますので、詳しくはご相談ください。
 

装着時の違和感や続けられるか不安な方へ

正直に言うと、私自身も実際にマウスピースを装着してみましたが、強い違和感はほとんどありません。
ただ、それでも「少し外したいな」と思う瞬間はあります。

それでも、お子さんの場合は、ご家族がしっかりフォローしてあげれば問題ありません。
当院では、途中でやめてしまったお子さんは今のところ一人もいません。

むしろ、ワイヤー矯正のほうが「痛い」「外してほしい」と途中で嫌になるケースが多い印象です。
マウスピースは取り外しができるとはいえ、ほとんどのお子さんがきちんと装着を続けてくれています。
 

子どものインビザラインが少ない理由

当院は、インビザラインを子どもにも積極的に行っている数少ない歯科医院です。
実は、子ども専門でマウスピース矯正を行っている医院はほとんどありません。

理由はシンプルで、乳歯が永久歯に生え変わるため、サイズの予測が難しいからです。
永久歯は乳歯より大きいため、その変化を見越して設計するには、経験と正確な計測力が必要になります。

ただし、子どもの時期に矯正を行う最大のメリットは、
歯を抜いたり、歯を削ったりする必要がほとんどないことです。

特に効果が高いのは、6〜8歳頃。
この時期に顎を広げるだけで、将来的に大人の矯正で必要になる抜歯や削合を避けられる可能性が高くなります。

一般的な歯科医院では「永久歯が全部生えてから来てください」と言われることが多いですが、それだと決して手遅れではないものの、歯を傷つけるリスクが出てくるのも事実です。

6〜12歳頃は「混合歯列期」といって、乳歯と永久歯が混在する時期です。
この時期の矯正は確かに難易度が高いですが、現在はシミュレーション技術も進歩しており、適切な計画を立てることが可能です。
 

虫歯のリスクについて

どんな矯正でも、装置を入れる以上、虫歯のリスクはゼロではありません。
ただし、ワイヤー矯正と比べると、マウスピース矯正は外して歯磨きができる分、リスクは低いと感じています。

私自身、ワイヤー矯正をしていた頃は、歯磨きに1時間以上かかることもありました。
その点、マウスピースは外して通常通り磨けるため、清掃性は圧倒的に高いです。

当院では、矯正前に除菌治療を行い、ご本人やご家族の虫歯菌を減らしてから治療を開始しています。
さらに、毎回しっかり虫歯チェックを行いますので、その点もご安心ください。
 

ホワイトニングはできる?

透明なマウスピースを使うため、ホワイトニング剤を併用することも可能です。
ただし、歯並びが極端にガタガタな場合は、薬剤が均一に行き渡らないため、ある程度歯並びが整ってからのほうが効果は高くなります。

当院のホワイトニングは、歯を溶かして白く見せるタイプではなく、カルシウムを補給して歯を強くしながら白くする方法です。
そのため、歯を傷つけることはありません。

唯一のデメリットは、いわゆる「一気に真っ白」にはならないこと。
強力な薬剤ほど歯を傷めやすいため、当院ではゆっくり自然に白くする方法を選んでいます。

いかがでしたでしょうか。
今回はインビザラインについて、よくいただく質問を中心にお話ししました。

インビザラインは、見た目が自然で清潔感があり、ワイヤー矯正よりも選ばれることが増えています。
その中でも、私が特におすすめしたいのは子どものインビザライン矯正です。

子どもは見た目を気にしないと思われがちですが、実はとても敏感です。欧米の心理学研究でも、その影響ははっきり示されています。
さらに、成長期の矯正は「顎を広げるだけ」で済むケースが多く、歯を削る・抜く必要がないという大きなメリットがあります。

この違いを、ぜひ知っていただきたいと思います。
これからもご質問があれば、どんどんお答えしていきますので、気軽に聞いてくださいね。

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