煉獄杏寿郎ばりに 「心を燃やして」治療した症例

突然ですが、
「煉獄さんの全集中・呼吸」を思い出してください。

鼻から吸って、口から吐く。
これは呼吸の基本ですが、実はこの動作がきちんとできている子どもは、
小学生で約5割しかいないと言われています。

つまり、半分の子どもは口呼吸をしているということです。

口呼吸が多いお子さんに多いのが、
・出っ歯
・八重歯
といった歯並びのトラブルです。

では、こうした八重歯・叢生をどう治していくのか。
実際の症例をもとにお話しします。
 

「4本抜歯」と言われた18歳の症例

この方は18歳の女の子で、小さい頃から当院に通っていました。
歯並びはかなりガタガタで、本人もずっと
「歯並びを治したい」と思っていたそうです。

ただ、ご両親の事情で当時は治療ができず、
18歳になってアルバイトを始め、自分で矯正費用を出したいと相談に来られました。

他院でワイヤー矯正の相談をした際には、
「永久歯を4本抜いて矯正しましょう」と言われたそうです。

しかし、本人の希望は
「できるだけ歯を抜きたくない」。

そこで当院では、何とか抜歯を最小限にできないかを検討しました。
 

抜歯1本+IPRでの改善

結果として、永久歯は1本のみ抜歯。
それ以外は IPR といって、歯と歯の間を
0.2〜0.5mm程度、髪の毛2〜4本分ほどだけ削る方法を選びました。

この方法で、治療期間はおよそ1年。
「1本だけなら大丈夫」と本人も納得し、治療をスタートしました。

治療後は、歯並びだけでなく、
口元がしっかり引っ込み、横顔の印象も大きく変化しました。

特に八重歯の部分は、3〜4mmほど内側へ移動。
「口が閉じにくい」という本人の一番の悩みも解消され、
とても喜んでくれた症例です。
 

口呼吸と歯並びの深い関係

この方は、もともと口呼吸が強く、
「口を閉じられない」というのが主訴でした。

前歯や八重歯が前に出ていることで、
物理的に口が閉じにくくなっていたんですね。

矯正によって歯列を整え、口元のスペースが広がったことで、
自然に口が閉じられるようになりました。

まさに、全集中の呼吸ができる状態です。
 

子どもの矯正が圧倒的に有利な理由

ここで、ぜひ知っておいてほしいのが、
子どもの矯正と大人の矯正の決定的な違いです。

18歳を過ぎると、顎はほとんど広がりません。
そのため、大人の矯正では
「抜く」か「削る」しか選択肢がなくなるケースが多いのです。

一方、8歳前後の子どもであれば、
顎を「広げるだけ」で済むことがほとんど。
抜歯も削る必要もありません。

「子どもの時にやっても、どうせ大人になってまた矯正するんじゃ?」
と思われる方もいますが、
子どものうちに広げておけば、
仮に再治療が必要になっても、抜歯や削合を避けられる可能性が高いのです。
 

なぜ子どものインビザラインは少ないのか

実は、子どもにインビザライン矯正を行っている医院は、
まだ非常に少数です。

理由はシンプルで、
まだ生えていない永久歯を予測して設計しなければならないから。
これは経験と高度なシミュレーション力が必要になります。

永久歯がすべて生え揃ってから並べるのは、正直なところ簡単です。
だからこそ、子どもの矯正を行っている医院自体が少ないのです。
 

全集中、完成です

今回の症例の子も、
顎にしっかりスペースがあり、
歯を抜くことも削ることもなく、きれいに整いました。

まさに――
全集中・完了。

煉獄杏寿郎ばりに、
「心を燃やして」治療した症例でした。

叢生や出っ歯で悩んでいる方、
特にお子さんの歯並びが気になる方は、
ぜひ一度、「今しかできない治療がある」という視点で考えてみてください。

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