乳歯の歯並びがいいと

乳歯はすきっ歯が良い

みなさん、知っていましたか?
乳歯の歯並びが綺麗なのは良くないという事を。

実は正常な乳歯の場合は「発育空隙(はついくくうげき)」と言う隙間がないといけません。
なぜかと言うと、乳歯の場合はすきっ歯でないと永久歯が生えてくるスペースが無くなってしまうため、
綺麗に並んでいることは良くないのです。

永久歯は大体乳歯の1.5倍から2倍あります。
特に犬歯の場合3倍ほどある場合もあるので
隙間がないと八重歯になってしまうことがあります。

そうならないためにも乳歯はすきっ歯にならなければなりません。
ではどうすればすきっ歯になるかと思いますよね?

歯並びの半分は遺伝なので致し方ありません。
しかし、もう半分には環境的な要因があります。

すきっ歯にするには

環境的な要因についてお話します。
前歯を使うと顎が成長すると言われています。
硬いものを食べなさいと言われることはあっても、前歯を使いなさいと言う歯医者さんは少ないのではないでしょうか?

以前のブログにも書きましたが、前歯を使うには…

お母さんには、食べ物を大きく切ることをお願いしています。
そして、包丁をあまり使わないでください。
見た目はかっこ悪くていいんです。

リンゴは皮を剥かずに出しましょう。
半分にきってあげるだけでいいです。
アスパラベーコンはそのまま切らずに。
食パンではなくフランスパンを。
ごはんではなくおにぎりを。
柔らかい食べ物の場合は繊維質の多いものを加えるようにしましょう。

そうすることで前歯でかじって食べるようになります。

歯並びの半分は遺伝なので、これで全てが解決するわけではないですが、
前歯を使う事の大切さは後の歯並びに影響します。

前歯を使わないと矯正が必要になる場合も

お子さんは6~7歳くらいになると永久歯が生えてきます。
生えてきた前歯にはギザギザが誰にでもあります。これは発育用のものです。
そして、前歯を使ううちに半年ほどでギザギザは擦り減っていきます。
しかし、歯並びの矯正をしている子の多くは、このギザギザが残っています。
前歯を使わないことで将来矯正が必要になる可能性が高くなることが考えられます。

皆さんもお子さんの歯のギザギザが無くなるように前歯を意識して食べさせてくださいね。
ちなみに我が家のカレーはジャガイモやニンジンをまるごと煮込んでいます!

矯正歯科の詳細はこちら

マウスピース矯正インビザライン 記事一覧に戻る