最近、YouTubeでマウスピース矯正について動画を投稿しているのですが、その際に視聴者の方によく聞かれる質問が2つあるので、今回はその質問に回答してみます。

子供向けのインビザラインについて

ご質問①：「他の歯科院では子供にマウスピース矯正をやっているところが少ないのに、なぜやっているのですか？」

①の回答：
まず、他の歯科院で子供向けにマウスピース矯正を行っているところが少ない理由ですが、子供のインビザラインでは、歯が大人の歯になることも予測しながら治療計画・シミュレーションをしなければなりません。

そして、シミュレーション予測の精度を高めるために歯科院の経験が豊富でないといけないのですが、それが中々少なく、実際のところ3%程度の歯科院しか子供のインビザラインができない状況というのが理由になります。

私どもの当院ではインビザラインを早いうちから取り入れ、様々な年代で多くの患者さんに施術してきているため、その豊富な経験を元に歯の生え変わっていない子供であっても適切な治療計画を練ることが出来るのです。

キレイラインとの違いについて

ご質問②：「インビザラインとキレラインの違いは何ですか？」

②の回答：
まず、マウスピース型の歯の矯正という意味ではどちらも同じものですが大きく違う点が2つあります。

1つ目は「矯正を行う範囲」が違います。
基本的にインビザラインでは歯の全てを矯正しますが、キレイラインは前歯のみを指すことがほとんどです。

【治療範囲のイメージ】
インビザライン→前歯から奥歯まで全ての歯
キレイライン→基本的に前歯のみ（口を開いた時に見える部分のみ）

2つ目は、「値段や治療期間」が違ってきます。治療の範囲が異なるのでお分かりになるかもしれませんが、キレイラインは前歯のみに対する矯正のためインビザラインと比較すると安く、治療期間も短いです。

目安としては、値段も期間もインビザラインの半分程度で済む場合があります。

ただし、キレイラインはあくまで表面的な前歯の歯並びだけを矯正するものなので、インビザラインで出来るような噛み合わせの矯正などはできませんのでご注意ください。

当院では、矯正を行うにあたって噛み合わせや呼吸の改善までを含めて行っているのでインビザラインしか扱っていません。

子供のうちにインビザラインを行うことは、その後の長い人生において体の健康にも繋がりますので、お悩みをお持ちの方は一度当院までご相談くださいませ。

※実はインビザラインにも2種類あり、歯全てを矯正する「インビザラインフル」と前歯だけの「インビザラインGo」というものがあります。

インビザラインGoはキレイラインと同じものですが、歯科院でインビザラインと呼ばれる治療はインビザラインフルを指していることがほとんどです。

しかし、歯科院のHPを見てもインビザラインなのか、インビザラインGoなのかわからないことが多いので事前に確認されることをおすすめします。