インフルエンザ予防のカギは、口にあり

インフルエンザが、猛威を振るっていますね。
時々ニュースになりますが、一医療機関の患者数は増える一方です。

「A型」「B型」の両方が流行っている事、インフルエンザの流行が2017年9月からといつもよりだいぶ早く始まったことなどが原因として挙げられているようです。
冬の始めはワクチン不足でしたし、注射をしても2~3週間経たないと効果が出ません。

こうなったら、自力で対策をするしかない状況だったりするわけですが、このインフルエンザ予防の大きなカギを握っているのが、私たちの『口』であるということを、皆さんはご存知でしょうか?

インフルエンザ・ウイルスが直接口に入るというよりは、ウイルスが付着しているものを触った手で食べたり顔を触ったりすることで、体の中に入ってきます。
手洗いが重要だと言われている理由がわかりますよね。

口の中に入ってきたインフルエンザ・ウイルスには、突起がついています。この突起があるとウイルスは、細胞のの中に入り込むことが出来ません。
ところが、口の中にはプロテアーゼという酵素がいます。
このプロテアーゼは、悪者で、インフルエンザ・ウイルスの突起を取り去ってしまうのです。
突起さえなくなれば、インフルエンザ・ウイルスは私たちの体の細胞内に容易く侵入できるのです。

この悪者酵素のプロテアーゼは、汚いところが好きなのです。
歯周病の人、口腔ケアがおろそかになりがちな人の口の中には、たくさんのプロテアーゼが住んでいるわけです。
このプロテアーゼは、タミフルなどの抗ウイルス薬の効果を下げてしまいます。

週に1回、歯科衛生士に丁寧に歯磨きをしてもらえば、プロテアーゼは10分1に減ります。

ですから、予防接種をしても予想した型と実際に流行った型が違えば、感染の確率は上がります。
また、流行の型の予想が当たったとしても、ワクチンを打っていれば絶対に感染しないという訳ではありません。
感染しないか、感染しても症状が軽く済む、ということなのです。

それらを踏まえたうえで、予防接種をしたとしましょう。
インフルエンザ・ウイルスが付着した手で、顔を触ったり物を食べたりします。口の中にプロテアーゼがたくさんいたら、、インフルエンザ・ウイルスは大喜びですね。
簡単に、その人間を感染させることができるわけですから。

また、口を開けて呼吸をしていると、口の中が乾燥してしまいます。
インフルエンザ・ウイルスは乾燥したところが大好きです。
いくら加湿器で、インフルエンザ・ウイルスが活動しにくい環境を作ったとしても、口呼吸で口腔内を乾燥させていては意味がない。

口呼吸は副鼻腔炎などが原因のこともありますが、歯並びが悪くても起こります。これは即効性はありませんが歯並びや噛みあわせを治すことで、インフルエンザ・ウイルスなどに感染しにくくなるだけでなく、見た目も良くなりますし、健康面に対してのプラス部分が非常に大きいのです。

歯列矯正は関係ないという人でも、大人であれば歯周病にかかっている可能性が高いわけです。
歯周病は心臓疾患や成人病の原因であることが分かっています。
その上、歯周病菌のいるところプロテアーゼありなのですから、インフルエンザにかかるリスクまで上がります。

「どうすればいいの?」と、考え込んでしまったら…。

解決策はあります。
それは、口の中を除菌すること。

除菌をすれば、インフルエンザも、成人病も心臓疾患もリスクが減ります。

ただし、日本中の歯科医院が、この「除菌」を行なっているわけではないというのが、みなさんにとっては残念なところでしょう。
ぜひ、除菌をしてくれる歯医者さんを調べてみてください。
そして、除菌治療を受けることをおススメ致します。

予防歯科 記事一覧に戻る

ご予約・お問い合わせ CONTACT