産後の夫へのイライラが歯並びにも影響?

子育てを経験しているママの中には、産後、パパに対してイライラした経験がある方も多いのではないでしょうか?
産前は穏やかだったのに産後は人が変わったように怒ってばかり…
良好だった夫婦関係が産後にギクシャクしてしまったという話もよく耳にします。
実は、ママがイライラしてしまう原因は「オキシトシン」というホルモンにあります。

オキシトシンは、出産時に子宮を収縮させたり、産後は母乳を分泌させる作用があり、
子どもを育てるために必要なホルモンです。
「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」とも言われており、愛情が深まる働きがあります。
愛情を深めようとしている所に少しでも不快な刺激が入ると攻撃性が高まる性質があることから、
我が子を敵から守るために備わっているものと考えられています。

育児の時間が少ないパパに対してママがイライラしたり攻撃的になってしまうのにはこのような理由があるのです。
パパにとって大事なことは、出産前からオキシトシンが出ていることを理解し、きちんとママと向き合うこと。
そして育児を大切にすることです。

育児中にイライラすることは、お子さんの歯並びにも影響します。
例えば、イライラしながら抱っこをしたときに雑な抱き方になっていませんか?
首がすわるまでの抱っこは、胎児のように背中を少し丸め、ひざをお尻より高くしたCカーブの姿勢を保たなければなりません。
頭が後方に沿ってしまうと口が開いた状態になることがあります。
この時期の抱き方が悪いと口呼吸や歯並びが悪くなる原因になります。
スリングを使った抱っこは便利ですが、首がのけ反って口呼吸になってしまうことがあるため使用する際は姿勢に気を付けてあげてください。

あくまでも私の個人的な感想ですが、
イライラしている親御さんのお子さんは歯並びが悪い人が多い気がします。

ちなみに虫歯になりやすいかなりにくかが決まるのが生後半年から2歳8か月頃までと言われています。
この年齢までに口の中に菌を定着させなければ生涯虫歯になりにくい体質にすることができます。
当クリニックでは虫歯菌の除菌に効果的な顕微鏡による検査も行っております。
気になる方は是非ご来院ください。

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