口腔疾患と全身疾患

口の中にはそもそもたくさんの細菌が常に存在しています。
健康な場合は、それらは数も種類も絶妙なバランスを保っていて特に問題は起こりません。
ところが、歯周病が進んでいる場合には、歯と歯茎の間の溝に、
歯周病の原因となる細菌が通常の範囲を超えて増殖し、全体のバランスを崩します。
その通常の範囲を超えた細菌があらゆるプロセスをたどって、
全身疾患が引き起こされます。
例えば、歯周病によって起きた炎症により、上皮が破壊され、
そこから細菌が血流に入り込み、直接ほかの臓器に運ばれて増殖し、
新たな感染症をおこす場合があります。
細菌性心内膜炎や動脈硬化症などの疾患が挙げられます。
健康診断と同様に、口腔に関しても定期健診を行って、
健康維持に努めましょう。

わくわくスタッフ日記一覧に戻る