歯磨き粉、今昔物語
以前、江戸時代にも歯ブラシがあったというブログを書きました。
今回は、歯ブラシと切っても切れない歯磨き粉のお話です。
江戸時代に歯磨き粉なんて有ったのでしょうか?
はい、ありました。
『房州砂』という細かい砂に、丁子(チョウジ、クローブとも云い、
香辛料の一種です)、じゃ香、ハッカなどの香料を混ぜたもので、
1640年頃には江戸市中で売られていたそうです。
1640年頃は、どんなことがあったのか、少し調べてみました。
1637年 島原の乱
1640年 宗門改役をおき、寺請・宗門人別帳を作成させる
1642年 譜代大名にも参勤交代を命じる
同年 イギリスで清教徒革命が起こる
歴史で習ったなあと、記憶がよみがえってきました。
それにしても、江戸時代の初期にはすでに歯磨き粉があったことに
驚きましたが、いくら細かくても砂で歯を磨くのは遠慮したいと正直
思いました。