歯のことわざ『象は歯ありてもってその身を焼かる』
久しぶりに、『歯』のつくことわざ、です。
『象は歯ありてもって その身を焼かる』
象は象牙があるために殺されてしまう。持っている宝が
身を滅ぼす。という意味だそうです。
象牙といえば、ワシントン条約で国際取引が禁止されて
いますが、残念ながら密猟が後を絶ちません。
このままでは象が絶滅してしまう可能性もあるのだそうです。
象にとって、象牙は餌を取るために必要な道具としての
役割もあります。
象の大事な道具を、美しくて加工がしやすいからと、
貴重な宝物にしたのは人間にほかなりません。
いろいろと考えさせられることわざでした。