13年間奥歯が無かったキムタク
つい先日、キムタクが主演していた『A LIFE』が終わりました。
やっぱり演技が上手だなーと思いながら見ていましたが、そのキムタク、
ついこの間までの13年間奥歯が無かったのだとか。
13年前の2004年に主演したドラマ『プライド』の撮影中に、
左の奥から3番目の歯が無くなったそうです。
「奥歯がなくても別に全然問題なかった」とキムタク本人は
言っているようですが、あるとき歯医者からこのままにしてくのは
良くないと言われて、去年インプラントをしたそうです。
「無いよりかは、あったほうがいいかな」というコメントは、
なんともキムタクらしいなあと思ってしまいました。
奥歯の役割とは?
奥歯(臼歯)は、「噛む」「すり潰す」という役割を担っています。食べ物を細かくして飲み込みやすくするだけでなく、噛み合わせ全体のバランスを保つためにも非常に重要です。
奥歯がないとどうなるの?
① 前歯に過剰な負担がかかる
奥歯がないと、噛むときに前歯ばかり使うようになります。本来前歯は、食べ物を「かみ切る」ための歯で、力をかけるには向いていません。
その結果:
・前歯がすり減る
・歯がグラグラしてくる
・歯並びが悪くなる
といったトラブルが起きます。
② 噛み合わせ全体がズレる
奥歯がない状態が続くと、噛み合わせの高さ(咬合高径こうごうこうけい)が変わり、顎の位置がズレる可能性があります。
・顎関節症(あごの痛み・音・口が開けづらい)
・顔の歪みや筋肉の緊張
・慢性的な肩こりや頭痛
にもつながる恐れがあります。
③ 他の歯が動いてしまう
奥歯が抜けたままにしておくと、隣の歯が倒れたり、反対側の歯が伸びてきたりします。
・歯並びが乱れる
・噛み合わせが悪化
・将来的にブリッジやインプラントが困難に
なることも。
奥歯が1本ないだけでも、長期的には全体の噛み合わせや顔のバランスに大きく影響します。早めに治療(義歯・ブリッジ・インプラント・矯正など)を行うことが、健康な口腔環境を守るカギです。