わくわくスタッフ日記

口内崩壊~その2:歯のけんこうノート

少し前に、NHKの朝のニュースで、『口内崩壊』について取り上げられていたというブログを書きました。
痛々しい現状を伝えるだけでなく、なんとか打開する為に取り組みをはじめた小学校についても紹介されていましたので、口内崩壊その2として、お伝えしたいと思います。

新潟県のとある小学校では、大学と連携し、少しでも親の問題意識を高めようという取り組みを行ってきました。

「歯のけんこうノート」を児童一人一人に用意し、歯科検診で、ひどい虫歯がみつかったときは、写真を撮って、ノートに貼るのです。
その結果、これまで治療が後回しになりがちだった保護者が、子どもを治療に連れて行く気になったという変化が起きたそうです。

それでも、該当する保護者全てが歯科治療に子どもを連れて行ってくれるようになったというわけではありません。
そこで、週1回全児童で、フッ素水でうがいをする時間を設け、家庭で十分な取り組みが出来ない子どもを虫歯から守ろうとしています。

『あなたの子どもの口がこうなっているのは、親であるあなたの責任ですよ』と、小学校から言われるのは、キツイものがありますから、親の責任云々というのではなく、『お子さんの口の中はこういう状態です』と、写真付きで事実そのものを見せるほうが、保護者の立場からしても攻め立てられている感じは少ないうえに、『早く歯医者に連れて行かなきゃ』という気持ちにもなりやすいだろうなと、思いました。

この小学校では、これらの取り組みの結果、児童一人当たりの虫歯の数が、0.03本にまで減少したそうです。

子どもを歯の治療に連れて行かれないのは、一人親であったり、両親共働き世帯が増えているなど、社会情勢の変化とも関連しています。

虫歯の状態は深刻なのに、保護者がどうしても歯医者に連れて行く時間がとれないというのでは、一番つらい思いをするのは子どもたちです。

『女性が活躍する社会(言い出した当初、首相は「女性を活用する」と言っていました)』も大事です。
でも、『我が子の健康も大事』というお母さんも大勢いるはず。

『未来を担う子ども』の歯も、大事だと思うのですが…。

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