虫歯は黒い?
本当に怖い虫歯の色
虫歯の色といえば「黒」が思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし、黒だけでなく白や茶色の虫歯があることをご存知ですか?
実は白い虫歯や茶色の虫歯の方が黒い虫歯より怖いんです。
なぜかと言うと、黒の虫歯は慢性のものなのでゆっくり進行しますが、
急激に進行する虫歯は歯と同じ白色であったり茶色をしています。
黒い歯が虫歯というのは間違いで、歯石が時間が経って黒くなることもありますし、色素沈着で黒くなることもあります。
黒かったら削ろうというのは最近の研究で間違いであることがわかっています。
最小限に削る治療とは
アートデンタル中田南クリニックではダイアグノーデント(レーザーの虫歯診断機)を使って虫歯の進行具合を確認してから治療を行っています。
そして顕微鏡で除菌もしているので最小限に削る治療を行うことができます。
ダイアグノーデントを使うと初期から大きな虫歯まで調べることが出来ますので、
黒くても削らなくていい虫歯を判断することができます。
同じ歯を5~6回削ると、その歯が無くなると言われています。
基本的に歯を削らないに越したことはありません。
ヨーロッパではMI(ミニマムインターベーション)と言って
最小限に削る事が大事であると考えられています。
日本の歯科大学では虫歯があったら虫歯より大きく削ることを学びます。
予防拡大と言って、虫歯は感染症なのでその周辺を多めに削り取ることで再発を防ぐ考え方です。
銀歯がある方は、虫歯の範囲より大きいなと感じたことはありませんか?
それは予防拡大の名のもとに健康な歯も削られているからです。
がんの手術も再発や転移を防ぐために、あらかじめ大きめに患部を切り取りますが、虫歯治療でも同じようなことが行われているのです。
学校の歯科検診は確実なわけではない
学校でやるような歯科検診では目視だけになるため
虫歯がないと診断されても意外と虫歯の人は多いです。
初期虫歯のようなこれから進行していく虫歯は早めに予防をした方がいいので、
歯科医院で定期健診を受けることをお勧めします。